惑星(ほし)のさみだれ

惑星のさみだれ バトル

雨宮夕日はごく普通の平凡な大学生だった・・・ハズが、ある日突然現れた“喋るトカゲ”に「地球の危機」を救う協力を依頼される。
拒否する間もなく、既に“指輪”と“能力”が与えられ、早くも敵に襲われてしまった夕日を救ったのはなんとお隣さんの少女・さみだれ。
救世主の降臨と思いきや、実は地球征服を企む魔王だった・・・。
平凡な日常と奇妙な世界が交錯する新感覚ご近所ストーリー!!

「スピリットサークル」を読んでたハズがいつの間にか「惑星(ほし)のさみだれ」を読んでた

まず、この漫画、読むハズじゃなかったんですけど気づかないうちに読んでしまっていて。

「スピリットサークル」っていう漫画のバナーを見て面白そうだったのでクリックして1話を読んだはずだったんですけど、なんかいつの間にかこっちを読んでたっていう。

「あれ?なんかバナーで見たのと違うな。。。」って思ったんですけど、「世界をまたいでああなっていくのかな?」とか「世代を超えてああなっていくのかな?」とか思いつつ読んでてふと気づいたら違う漫画読んでたっていう。

まぁいいんですけど、結果、この漫画「惑星(ほし)のさみだれ」僕は面白いです。
まだ13話まで読んだところなんですが、先が気になって早く読みたいですね。

最初に読もうとしてた「スピリットサークル」の作者さんがそれ以前に描いていた漫画みたいです。
どちらもヤングキングアワーズで連載されてたとのこと。

典型的な巻き込まれ型だけど単純じゃないちょっと斜め上いく展開!?

で、「惑星(ほし)のさみだれ」ですが、まぁ典型的ないわゆる「巻き込まれ型」で、主人公の大学生・夕日が突然地球を救うメンバーの1人に選出されてしまいます。
どんな基準で選ばれたのか語られてないんですが、あとで明らかになるのかな?

地球を救うメンバーは1人じゃなくて、↑で出てきた「お隣さんの少女・さみだれ」もそうで、「精霊(プリンセス)」と呼ばれます。
プリンセスは特別で、最初トカゲが「姫を守ることが目的」と言ってます。
このさみだれが姫で、他のメンバーは彼女を守る騎士ということですね。

騎士は、最初のほうで「幻獣の三騎士」というのが出てきます。
「黒竜(インビジブル)」「霊馬(ユニコーン)」「神鳥(フレスベルグ)」という3人がいるみたいです。

主人公の夕日は「獣の騎士」の「トカゲの騎士」。
戦闘力はほとんどなくて、その能力はちょっとした念動力です。

で、8話でもう1人登場するのが「獣の騎士」の「犬の騎士」。

「幻獣の」とか「獣の」っていうのが騎士のランクを表してるんですね。
獣の騎士が何人いるのかについては言及がなく、読み進めないとわかりません。

主人公の夕日は、地球を救う気なんてさらさらなくて、辛い過去と祖父の呪縛のせいで世界を呪っていて、最初はトカゲの言うことに耳を貸しません。
が、敵は容赦なく襲ってくるわけで、命の危機をさみだれに救われます。
さみだれは夕日の危機に登場するや否や1発で敵を粉砕。圧倒的な破壊力。
そしてその圧倒的な破壊力を持って“ある目的”を果たすと宣言します。
夕日はさみだれの宣言と圧倒的な破壊力に魅入られ、彼女に仕えることを誓い、以後行動を共にします。

画風がちょっと軽いのと、おそらく初期の作品と見えて画力がまだまだなのと、コミカルなノリも結構あって、シリアスな部分とのバランスの取り方がなかなか難しくて、まぁでもそれが逆にリアリティかな?とか思ったりもします。

さみだれ&夕日、騎士たち、悪の魔法使いの戦いの行方は!?

で、そうそう、敵っていうのは、地球を粉砕しようとしている悪の(?)魔法使いで、それを阻止するのがさみだれと騎士たちの目的のはずなんですが、さみだれと夕日は別の目的のために戦っていて、善vs悪の単純な構図ではないんですよね。

↑のストーリーではさみだれについて「地球征服を企む魔王」と言ってますが、さみだれの目的は「地球征服」とはちょっと違って。

だから本当にそのまんま突き進んだらさみだれ&夕日は騎士たちと敵対することになるんですけど、それがどうなるのかな?っていう。

ファンタジーバトルものっていうより、個人的にはこういう人間の相関関係とか、ヒューマンドラマ的な側面がすごく面白いと思いました。

貧弱なトカゲの騎士・夕日がどう戦っていくか

もう1つ面白いなと思うのは、主人公であるところの夕日がまったく戦力にならないところですね。
その能力自体に殺傷能力がないのと、能力の強さが能力者の体力に依存するので貧弱なのと。
ただ、夕日はさみだれの右腕でありたいと思っていて、「どう能力を生かすか」「どう戦うか」を徹底的に考えて自分の戦い方を確立していきます。
そこがまた面白い。

圧倒的な強さの主人公が爆進する物語ももちろん面白いですが、こういう、戦略的なバトルの描写っていうのも、個人的にはすごく好きです。

というわけで、いろいろと先が気になる「惑星(ほし)のさみだれ」。
「スピリットサークル」も気になるんですが、その前にこちらを最後まで読んでみたいと思います。

「惑星(ほし)のさみだれ」が読みたい! なら…
作者:水上悟志
更新:毎週 水曜日曜日
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